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聖徳太子絵伝
しょうとくたいしえでん
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重要文化財
指定名称:絹本著色聖徳太子絵伝(法隆寺献納)
上野法橋・但馬房筆
こうずけのほっきょう・たじまぼう
4面
絹本着色
第一面179.0×85.7/第二面180.0×86.8/第三面179.0×86.6/第四面179.0×85.7
鎌倉時代・嘉元3年(1305)
東京国立博物館
N-2
聖徳太子の生涯の事蹟約70場面を、その事蹟のあった季節に分け、4面に描いている点でユニークな絵伝である。数は多くないものの、現存する四季で描き分けるこのような形式の絵伝は、ほとんどが図様・構成を本図と同じくしていて、法隆寺と関連の深い環境では、本図が祖形となったものと思われる。絵は明瞭で全体に明るい色感があり、図様とともに、南都(奈良)を中心として鎌倉時代に数多く制作された太子絵伝との共通性も認めてよい。
 昭和48~51年に行われた解体修理の際、第2面の絵絹の裏に貼られた紙に書かれた墨書が発見され、この絵が鎌倉時代後期の嘉元3年(1305)に上野法橋と但馬房という二人の絵師によって描かれたことがわかった。
年記と絵師の名が明らかな点でも日本美術史上、貴重な例である。
 本図の制作背景には、このころの法隆寺において聖徳太子が重要視していた三経(法華・勝鬘(しょうまん)・維摩(ゆいま))を再び称揚する機運があったであろうことも指摘されている。