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新撰類林抄巻第四残巻
しんせんるいりんしょうまきだい4ざんかん
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国宝
1巻
縦27.0cm 横558.0cm
平安時代・9世紀
京都国立博物館
B甲616
 中国唐代(618~907)の詩人の作を類別聚集した詩集『新撰類林抄』の巻第四残巻。王維・銭起・王昌齢・李白・賀知章・皇甫●ら唐代を代表する詩人21人の作40首を収める。
 巻首に「新撰類林抄巻第四 第三帙上」という内題があり、ついで改行して「春 閑散上」の標目(ひょうもく:目次)が続く。料紙は麻紙。界は墨界で、筆跡はすべて唐様の草書体を呈する。
 全部で282行。零巻のため、もと何巻本であったか、撰者は誰であったかなどは不明。ただ、収録されているのが唐代の詩人の作に限定されており、同時代に編纂されたものと推定される。
 本巻は、平安時代初期に書写されたもので、古くは空海(774~835)をもってその筆者にあてていたが、筆跡はあきらかに空海のものとは異なる。
 唐代詩の遺篇として、またこの時代に例の少ない草書の書巻として、貴重なものである。なお断簡は「南院切」と呼ばれて、古筆切としても尊重されている。