言語:
寒林帰樵図
かんりんきしょうず
画像一覧
部分一覧
スライドショー
重要文化財
1幅
縦92.6cm 横48.9cm
元時代・14世紀
京都国立博物館
A甲254
「秋草や黄色い花が山路をおおい、林峰を距てた山に烟が立ちのぼっている。奥深い山中に老士が住んでいるが、ただ見えるのは寒々とした松の樹立ちのもとを 登る童子だけである」。晩年に浄慈寺に住した元の禅僧平山処林(へいざんしょりん)の賛があり、およそ至正年間の中頃(1355)の図と知れる。かなり粗 放な筆致で描かれるが、画者の感じとった趣きがよく表わされた図といえよう。宋時代の客観的な山水画からむしろ個的な、胸中の山水を写意的に表現しようと する方向への変化がみられる。