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三角縁同向式神獣鏡
さんかくぶちどうこうしきしんじゅうきょう
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重要文化財
指定名称:三角縁神獣鏡
群馬県高崎市 蟹沢古墳出土
1面
(蟹沢古墳出土品のうち)
古墳時代・4世紀〔正始元年(240)在銘〕
五十嵐勘衛氏・根岸森三郎氏寄贈
東京国立博物館
J-5800
蟹沢古墳は群馬県高崎市柴崎町に所在していた古墳時代前期、すなわち4世紀ころの古墳で、墳形は円墳と考えられている。内部主体は粘土槨と推定されているが、詳細な出土状況は未詳である。出土品は、銅鏡4面、短冊形鉄斧2個、鉄鑿1本、鉄製刀剣一括、土師器片9個である。中でも三角縁四神四獣鏡は同向式と呼ばれるもので、内区の外側に時計回りで「□始元年陳是作鏡…」という銘文が巡る。同じ鋳型を用いて鋳造された鏡として、山口県新南陽市竹島古墳、兵庫県豊岡市森尾古墳のものがあり、これらの鏡の銘文解読から中国三国時代の魏の年号である正始元年(西暦240年)であることが判明した。『魏志倭人伝』によると、正始元年に魏から倭国に金帛、錦罽、刀、鏡などを賜うとある。本三角縁四神四獣鏡はその年号を鋳だした鏡であり、女王卑弥呼の時代を考える上で最重要資料である。古墳出土の紀年銘鏡は数が少なく、極めて重要なものであるとともに、同時に出土した副葬品類も一括品として資料的価値は高い。