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縫箔 白地桐鳳凰芦桜雪持竹肩裾模様
ぬいはく しろじきりほうおうあしさくらゆきもちたけかたすそもよう
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重要文化財
指定名称:能装束 白地桐竹鳳凰桜芦文縫箔肩裾
1領
(縫箔 白地桐鳳凰芦桜雪持竹肩裾模様のうち)
丈121.4 裄55.0
安土桃山時代・16世紀
東京国立博物館
I-3245
肩の部分と裾の部分を州浜形(すはまがた)に象(かたど)り、内部に模様をびっしりと渡し繡で表わした縫箔である。今は、ほとんど失われているが、刺繡が施された地の部分にはかつて金と銀で彩色が施されていた。この縫箔は小ぶりで振袖になっているため、子方(子役)の衣装と考えられる。
縫箔という名称は、刺繡と摺箔を併用した能装束(のうしょうぞく)、という意味である。江戸時代以降の演能では、縫箔は女性役の腰巻として使用される目立たない衣装なのだが、安土桃山時代までは、立派な表着だった。この縫箔は、豊臣秀吉の庇護を受けた能の一座である、金春座(こんぱるざ)が所有していたもので、あるいは、秀吉が観能する前で使用されていたかもしれない。