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秋萩帖/淮南鴻烈兵略聞詰(紙背)
あきはぎじょう えなんこうれつへいりゃくかんこ
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国宝
指定名称:秋萩帖/淮南鴻烈兵略聞詰(紙背)
伝小野道風筆
おののとうふう
1巻
彩箋墨書
24.0×842.4
平安時代・11~12世紀
東京国立博物館
B-2532
 第1紙に「安幾破起乃(あきはぎの)」と始まる和歌が書かれていて「秋萩帖」の名があり、女手(平仮名)が完成する過渡期の草仮名(そうがな)で書かれた遺品として、また筆跡と色紙の美しさから、日本の書の歴史において特に有名である。
 全部で20紙あり、白紙のほか藍、茶、黄、緑の濃淡のある染紙を継いだ彩りの豊かな色紙を用いている。第1紙から第15紙には和歌48首が書写され、第16紙から第20紙は、中国・東晋時代の王羲之(おうぎし)の書状(尺牘 せきとく)11通を写している。第1紙は小野道風(おののみちかぜ)筆、第2紙以下は和様の書を完成した藤原行成(ふじわらのゆきなり)筆と伝えられるが確証はなく、平安時代後期、あるいは伏見天皇の筆という説もある。
 第2紙以下の紙背には、中国・前漢時代の思想書『淮南子(えなんじ)』を唐代に力強く端正な楷書体で書写した『淮南鴻烈兵略間詁』(えなんこうれつへいりゃくかんこ)がある。